三宅由雅子さん|Yukako MIYAKE
三宅由雅子さん|Yukako MIYAKE
合格スクール | University of Sussex University of East Anglia University of Leeds |
留学先(国) | イギリス |
専攻(メジャー) | Gender and Development |
職業 | エミレーツ航空国際線フライトアテンダント |
今回合格インタビューににご協力頂きました三宅さんは、現在国際線でフライトアデンダントとしてご活躍されていらっしゃいます。なぜそのようなキャリアから今回大学院留学を目指すことになったのか、その経緯よりお話を伺いました。
Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?
Q1. まずは大学院留学を目指されたきっかけからお伺いできますか?
もともとフライトアテンダントになることが夢ではなく、大学時代から海外大学院へ行くことに決めていました。ただ、費用の面や、社会経験といった意味でも一度働いてから大学院留学をしようと思っていたので、就職しました。
実は、新卒の就職活動で気合を入れて受けた航空会社は落ちてしまって、4回生のときに中途採用枠でなんとなく受けてみた会社に受かってしまったんです。逆にそのくらいの方がいいみたいですね(笑)。
大学時代から海外大学院留学をするつもりでいたので、「比較的自由な時間が持て」、「体力的にもそれほどきつくなく」、「お給料が良い」仕事、と考えたときにその条件を満たしているのがフライトアテンダントだと思ったんです。また、小さいころから海外を転々としていたので、いわゆる日本の企業でOLさんというのもできるかというのもありましたし、、、。厳しそうじゃないですか(笑)。
現在で職歴も2年になりますし、そろそろ良いかなと思い、当初より希望していた大学院留学を目指す準備を始めました。
Q2. 今回開発学への進学を予定されていらっしゃると伺いましたが、専攻についてどの様に考えられましたか?
Q2. 今回開発学への進学を予定されていらっしゃると伺いましたが、専攻についてどの様に考えられましたか?
幼い頃から台湾、ニューヨーク、上海、香港と世界を転々としていたので、そんな経験から国際機関で働きたいと思うようになりました。国際機関で働くためには何かのスペシャリストになる必要があると思ったんです。そして中国に住んでいる時に、その当時の高校の先生の考え方の影響があったり、貧富の差が激しく十分な教育も受けられない子供たちを目の当たりにしたりして、そんな子供たちのために何かできることはないかと考えるようになりました。
でも、子供たちのために何かできることはないか、、、って考えたら、子供に直接触れて助けてあげられるのは、先生とかお医者さんとかじゃないですか、、それにはもう遅いな、と思ったんです。で、他にできることは、、、、 子供たちに一番影響を及ぼすのって母親だと思うんですよ。で、その母親が子供に、「うちは貧しいから学校に行かせるよりうちの仕事を手伝ってもらうほうが助かるわ」と言ったらやっぱりそうなっちゃいますよね。なのでそうゆう母親、女性の価値観とか、そうゆうものに興味を持つようになりました。そこで何かのスペシャリストになるなら、女性問題(Women Studies)、性別問題(Gender Studies)、そして女性問題に関わってくる宗教問題(Religion Studies)のスペシャリストになりたいって思ったんですよね。
今は、女性の地位向上、女性と宗教、性別と文化など、そういった女性問題のスペシャリストになり、貧困な国での女性問題解決に貢献したいと思ってます。
Q3.国や出願校はどういった基準で選ばれましたか?
Q3. 国や出願校はどういった基準で選ばれましたか?
場所は、やりたい事が学べるならどこでも良かったんです。
当初は大学の知識は全くなかったので、大学院留学といったらアメリカなのかな、というイメージを持っている程度でした。なので、とにかくやりたいことを担当のカウンセラーさんにお伝えして調べても頂いて、、色々お話を伺ううちに一年で専門的なことが学べるイギリス大学院が良いと思うようになりました。とにかく早く卒業して働きたいので、一年で修士課程が終了するイギリス大学院に進学することに決めました。
学校選びについても、開発学が学びたいということは決まっていましたし、開発学の中でも学びたいことは決まっていたので、学べる大学院を調べて頂いて、その中から立地、知名度、難易度などを考慮しながら出願校を決めました。
Q4.ご準備期間の中で特に大変だったことなどはありましたか?
Q4. ご準備期間の中で特に大変だったことなどはありましたか?
苦労したのは推薦状です。1通は大学時代のゼミ担当の教授、2通目は会社の先輩と2通目まではすんなり決まったのですけど、3通目が、、、誰に頼もうかな、と困りましたね。
結局3通目は現在ボランティアスタッフとして在籍しているJVCの方にしようと決めたんですが、実際は現状で活動らしい活動はしてなくて頼みづらかったです。
2通目の会社の先輩については、先輩も既に会社を辞めてしまっていたので頼みにくさはなく助かりましたが、もし、現在戦力として見てもらっている上司や先輩に頼まなきゃいけなかったら頼みにくかったかもしれませんね、、。
それ以外については、幸い家族からも応援してもらっていますし、会社に関してももともと就職する時点で大学院留学を見据えていたので離職することへの抵抗もなく、前向きに取り組めたと思います。
Q5. 現在の心境やご卒業後のビジョンなどは如何でしょうか?
Q5. 現在の心境やご卒業後のビジョンなどは如何でしょうか?
卒業後の就職が心配ですね、、。
ただ、就職に関しては将来は現在ボランティアスタッフとして登録しているJVCや、また大学院に行ってから色々な方と出会ったり、話したりすることで興味や考えも変わってきて選択肢も広がると思いますので、そのときまた考えればいいかな、と考えています。
Q6. 最後に、現在大学院留学を目指されていらっしゃる皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願い致します。
Q6. 最後に、現在大学院留学を目指されていらっしゃる皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願い致します。
私も大学時代から大学院留学は考えていました。ただ、費用的な面や、一回日本の社会で働いてみたいと思い、まずは就職の道を選びました。就職か大学院進学かで悩んでいるのであれば一度社会に出てみてもいいと思いますよ。私も一回社会に出てみて、大学院留学をしたいと思う気持ちはより強くなり、具体化しました。
例えば開発学に興味があるけど、何がしたいか分からないといった方がいらっしゃったら、まずはボランティア団体に参加してみるのも一つの手だと思います。ボランティア活動に参加すると、国際開発に携わる方や興味のある方ばっかりですから、いろいろな話も聞けますし、実際に現場も見れるので一歩進めると思いますよ。