張筱さん|Xiao ZHANG

張筱さん|Xiao ZHANG

合格スクールLondon School of Economics and Political Science (LSE)
University of London Royal Holloway
The University of Sussex
留学先(国)イギリス
専攻(メジャー)Applied Psychology
職業某国立大学院生 

今回インタビューにご協力頂きました張さんは、日本の大学院で心理学の研究をしています。今回はさらに研究を深めるためイギリスに心理学の中でも応用社会心理学を選び進学します。

Q1. 現在日本の大学院に在学中でいらっしゃると伺っておりますが、今回大学院留学をされる事に至った経緯をお伺い出来ますか?

Q1. 現在日本の大学院に在学中でいらっしゃると伺っておりますが、今回大学院留学をされる事に至った経緯をお伺い出来ますか?

はい、大学3年の終わり頃から大学院で留学してみたい思いが強まり、4年生になって留学準備と卒論執筆などを並行してやっていたのですが、本当に留学できるのかなぁ。。といった不安もあって国内の大学院も併願していたんです。

3月上旬の時点では、4月からの国内大学院の合格をもらったのですが、10月から始まる海外大学院の合否通知がまだ届いていませんでした。また、合格をもらった国内大学院も社会心理学では最先端の勉強ができるすごく良い研究室だったので、まずは国内の院に進学する事を決めました。

その後、希望していた海外大学院から合格を頂いてすごく迷ってしまったんです。。。でも、昔から英語で心理学を学びたいという希望は強かったし、今後の事を考えても英語はやっぱり必要になると思ったので行くことに決めました。ちょうど費用面でもポンドが安くなっているし行くなら今しかないか な、、と。

でも一度大学院というものを日本で経験して、“大学院の勉強ってこうゆう厳しいものなんだよ!”っていうのを実感できたのは良かったと思います。

学部からそのまま行っていたら、プレゼンの仕方だったり、リサーチの方法だったり、文献のあたり方、、そういうものが全然わからなかったと思うので、私にとっては逆に良いクッションだったかもしれません。

多分大学院の研究室の中でもキビしいゼミだったと思うのでそういった中で先生方、先輩方にいろいろご指導頂いたのは本当に良い経験でした。


Q2. 大学院留学のご準備はいつ頃からどの様に進められましたか?

Q2. 大学院留学のご準備はいつ頃からどの様に進められましたか?

3年生の頃はみんなと同じように就職しようかなぁと考えていた時期もあったりしたのですが、心理学という分野自体が学部レベルだと概説で終了という感じになってしまうので、さらに具体的に学びたいと思い、進学を考え始めました。それで、せっかく行くなら海外もいいかな、、と。

一人で準備するとなると卒論もあるし大変だと思ったので、色々サポートいただける所を探してセミナーなどに参加してみました。

そしてこちらのセミナーに参加した時に、大学院留学をするためには何をいつまでにどういう事をすれば良いとか、国別の違いや費用のお話など、漠然と“大学院留学をしたい”というところから、具体的にどういう行動をとれば現実になるのかという事がすごく明確に分かったのでこちらでサポートをお願いしながら進めていこうと思いました。


Q3. 留学先(国)や出願校はどういった基準で選ばれましたか?

Q3. 留学先(国)や出願校はどういった基準で選ばれましたか?

まず国は、最初のイメージでは心理と言ったらアメリカというイメージがあったんですが、学部時代の教授にも相談したりして、アメリカはどちらかというと臨床とか個人にフォーカスした研究が盛んで、一方イギリスは社会や集団、文化などにフォーカスしている傾向があるという事を知り、自分の研究テーマだったらイギリスの方が近いのかなと思いました。

よく、心理学というと“カウンセリングするの?”
とか聞かれるんですが、私が勉強している分野はそうではなくて、“そもそも人間の行動はどうなっているのか”と、行動の原因や、影響している要素に焦点を当てる分野なのですが、その中でも特に“対人コミュニケーション”について更に学びたいと思っています。

今、コミュニケーションの媒体がインターネットや携帯電話、ウェブ上での掲示板など色々あって、ワンクッションそういったものが入る事によって色々な問題が起きやすくなっていると思うんですよね。

そういった色々なツールが普及した今の社会の中で、人と人とがうまく、効果的にコミュニケーションを図っていく方法について掘り下げて勉強していきたいと思っています。

アメリカ・イギリス両者で社会心理学の専攻を持っている学校をリサーチして頂いて、その中でそういった自分の関心に近いものに絞って行きました。最終的には内容と、立地環境などで出願校を決めました。


Q4. 今回は複数校より合格を得ていらっしゃると伺っておりますが、進学校をUniversity of Sussexに決定された要因はどのようなところにありますか?

Q4. 今回は複数校より合格を得ていらっしゃると伺っておりますが、進学校をUniversity of Sussexに決定された要因はどのようなところにありますか?

私がテーマとしている“対人コミュニケーション”についての具体的なコースが入っている訳ではないのですが、サセックス大学のプログラムのスタンスとして、社会心理学を日常生活に応用しようという傾向が強いコースなのが魅力的でした。

一般的に心理学の分野だと実験室の中で結果を出して終わってしまい事が多いと思うんですけど、このコースは研究結果を消費者行動に応用してみようとか、より人々が精神的に幸せになれるために研究した事を還元しようとしている事が見て取れたので、私も学んだことを実際に社会のために還元するための方法が学べればな、、と思いこのコースに進学を決めました。


Q5. 留学ご準備を振り返って頂いて、特に大変だった事はありましたか?

Q5. 留学ご準備を振り返って頂いて、特に大変だった事はありましたか?

やっぱりエッセイですね、、学部時代は心理学の中でも発達心理学よりの事を中心に学んでいたので、そこから大学院で学びたい社会心理学につなげるという内容を3パラグラフ位の短い文章の中でしかも具体的に記述するというのが難しかったです。

社会心理の中でもどういった内容について研究したいかという事を考えるのも時間がかかりましたし、、。
何度も添削をしてもらって何とか仕上げました。(笑)

今回サポートを申し込ませて頂いて、一番助かったのは学校選びとエッセイですね、やっぱり一人では難しいと思うんですが、条件や希望に合った学校を沢山ご紹介いただいたその中から自分で見て選べるというのが時間の節約にもなりますし、すごく助かりました。
エッセイは細かい部分を何度も何度も見て頂いたので助かりました。

あと大変だったこととしては、やはり英語ですかね、、最初はアメリカも考えていたのでTOEFLの勉強から始めて、2回受験したんですが最初の点が割と良かったのに対しその後があまり伸びなくて、、。 ご相談する中でちょうど学校もイギリスに魅力を感じていた頃だったので、TOEFLのテストのスタイル自体相性が合わない様だから、IELTSにしてみては?とご提案頂いて、そこからはIELTSにシフトして出願までにIELTSで要求スコアを取ることができました。

元々大学の3年生位から英会話は続けていたので、TOEFLのマイクに吹き込み式のSpeakingよりIELTSの対面方式のスタイルの方が合っていたみたいで、各セクションの中でもSpeakingが一番良いスコアでした。


Q6. 最後に、渡航を間近に控えられ今の心境と、またこちらをご覧の皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願い致します。

Q6. 最後に、渡航を間近に控えられ今の心境と、またこちらをご覧の皆様へアドバイスやメッセージなどございましたらお願い致します。

そうですね、とりあえず海外での長期滞在自体も初めてなので英語力大丈夫かな、、とか不安はありますが、何とかついていけるようにしたいですね。その中でも出来るだけ自分の意見を言えるように、へこたれず(笑)、くらいついていければと思っています!

大学院留学を考えた時に、周りがだいたい就職活動をしていて、同じ状況の人がいなかったのでこちらの合格者の方のインタビューページをのぞきながら、 “同じ境遇の方がいる、頑張らなくちゃ”と励みにさせていただきました。

私の場合学部時代の勉強と少しだけ分野を変えるという事もあって、日本の大学院と海外とでものすごく迷いましたが、その迷う間にも色々な選択肢の準備をしながら知識を増やしていって最終的に色々ものが見れたので、もちろん迷いすぎない方が良いと思いますが(笑)、私にとっては良かったかなと思っています。

遠回りに見えても、その中でこそ得られたものがあったと思うので迷っている方も無駄ではないと思います。